卒業式が次々と行われていますね。
今年はコロナウィルスの影響で、卒業式の規模が縮小されているところが多いようです。
晴れ晴れとした巣立ちの卒業式なのに、卒業生のみなさんや保護者の方、先生方は少し残念な思いを持っていらっしゃることと思います。
ピアノ教室の生徒さんのTさんは、卒業式で合唱の伴奏をすることが決まっていて、一生懸命練習していましたが、どうやら合唱は省略になったようです…。本当に残念です…。
学校の先生! 今からでも式で合唱をしてください!
卒業式の歌と言えば、昔々は「蛍の光」や「仰げば尊し」でしたが、今の子どもたちは知らないようです。
Tさんが弾くはずだった曲は『Let's search for tomorrow』と『友~旅立ちの時~』
上の娘が中学校の卒業式で歌った歌が『旅立ちの日に』『群青』『時を越えて』
小学校の卒業式では『大切なもの』『地球星歌~笑顔のために~』『心の中にきらめいて』などなど。
どれも歌詞がジーンとくるような内容の素敵な曲ですが、それを何十人、何百人の一緒に過ごしてきた仲間が最後の合唱をするというのがまた感動を倍増してくれます。
あの小さかった○○ちゃんが…。やんちゃな○○くんが…。歌を聴きながら思い出がよみがえってきます。
親としても、卒業証書授与の間は涙をこらえていたのが、合唱を聴いたとたんに号泣です。
そのくらい、合唱には、音楽には、力があるな…と感じます。
ピアノ教室には、小学校を卒業する生徒さんが3人います。
小さい頃からピアノに来ていたので、すでに人生の半分以上、ピアノを通して一緒に過ごしてきました。
泣いたり笑ったり怒ったり…みんなが成長する姿を見ることができて幸せでした。
4月から中学生…勉強や部活動で忙しくなるし、心も成長して、友達のこと、将来のことで悩むこともあると思います。
でも、今までピアノを続けてきて、コツコツ努力すること、自分を表現することを身につけ、音楽を楽しんできたみんなは、これからもいろんなことに立ち向かっていけると思います!
そして思春期だからこそ、いろいろなことを考えて、ピアノの表現もどんどん深まっていくと予想しています。辛い時、楽しい時、悲しい時…、いつでもピアノはそばにいてくれるはずです。
みなさん、ご卒業おめでとうございます!
これからもピアノを楽しんでいきましょうね!