夏休み最後の土曜日、ピアノ教室でおさらい会をしました。
発表会まで1か月になったので、あいさつの仕方や椅子に座る時の注意など、みんなで確認しました。
もう何年も参加している生徒さんがお手本になって、初めて参加する子や小さい子に教えてくれます。子どもたちも、他の子の様子をよく見て真似をして、私がレッスンでガミガミ言うよりずっと効果的です。
その後は、もちろん演奏です。
この時期におさらい会をする理由は、それまでに曲を最後まで譜読みをしてなんとか弾けるようにするためです。その後1か月でたくさん弾きこんで、細かいところを直したり、いろいろな音色の変化や表情を豊かにしたりして、暗譜を頑張ります。
だから、今はまだみんな曲が仕上がっていない状態です。
今年はコロナ陽性になったり濃厚接触者になったりしてレッスンお休みの生徒さんも多く、ちょっと例年より進み具合は遅れ気味です…。
片手だけだったり、つっかえつっかえだったり、途中までだったり。弾きながら、「あれ?」なんて声も聞こえます。こんなはずじゃないのに…と思いながら、弾いているんだろうな。
そんな、ちょっと恥ずかしい自分も出せる「おさらい会」が、この後の成長に、とても役立っているように思います。
どの部分が弾けてないか気づいたり、もっと練習しなきゃいけない!と気持ちを新たにしたり。
他の子の演奏を見たり聴いたりして、姿勢が悪いとこんな風に見えるんだな、とか、16分音符が転ぶってこんなことか、と分かったり、フォルテをしっかり弾くとカッコいいんだな、とか、いろいろなことを感じ取って学んでくれます。
聴くことは、本当にいい勉強になります。
まだ練習途中の中間発表ですが、これからどんどん素敵な曲にしあがっていくはずです。
とは言え、おさらい会前のレッスンに比べて、みんな格段に上手になっていました!
人前で弾くと思うと、やっぱりたくさん練習するのですね!
いいカンフル剤になりました。
レッスンは個人ですが、おさらい会で顔を合わせた他の生徒さんと一緒に頑張っているんだ!という気持ちになってくれたらと思います。
私は、みんなの頑張りをたくさん盛り込んだコメント作りを頑張ります!
健康に気をつけて、発表会までたくさん練習しましょうね。