8月30日(日)に無事に発表会を開催することができました。
8月になって富山市でも再びコロナ感染者が増加してきたので、本当に発表会ができるのか…当日まで心配でたまりませんでした。
でも当日は、久しぶりにマスクを外して笑顔いっぱいの生徒さんたちの素敵な演奏をお届けすることができました!
例年とは違い、参加者を二つのグループに分けて、それぞれ1時間ずつの二部構成にし、お客様は、招待状を兼ねたプログラムを持った人だけ入場できるスタイルにしました。
なるべく密集、密接にならないように対策は取ったつもりですし、ホールのほうでも余裕をもった座席の配置をしてくださいました。
演奏前後の手の消毒や、演奏直前までマスク着用など、例年とは違う緊張感が漂っていましたが、これも「ウィズ・コロナ」の演奏会スタイルなのかな?と…。
演奏はコロナとは関係なく、いつも通りにみんな頑張って、生き生きと楽しく美しく演奏してくれました!
はじめにピアノ連弾でリラックスした後、それぞれのソロ演奏です。
私は毎年、ステージに上がる前に曲の紹介と生徒さんの頑張った様子などのコメントをしています。
これは、ちょっと私のこだわりです。
ステージに上がる前に直接声を掛ける代わりに、「この部分を頑張ったから大丈夫。最後まで、ここを注意して頑張って!」「こんなイメージで弾こうね」ともう一度念押しすることと「これだけ頑張ったから大丈夫だよ!」と励ますような気持ちでコメントを読んでいます。
聴いているお客様には、当日の演奏だけでなく、そこまでのプロセスを少しでもお伝え出来たらな…と、「この生徒さんはこの部分を頑張ったんだな。」と知って欲しいな、と思っています。
それから、曲の形式や背景について、簡単ですが豆知識を。
私が長々と読んでいる間、生徒たちは緊張しているだろうな…と思いながらも、演奏前の私からの最後のメッセージです。
生徒たちは、本当によく頑張っていました。
小さな生徒たちは、出てきただけでみんなを笑顔にしてしまいます。
この前まで、真ん中のドを一生懸命探していたのに、大きなピアノに向かって一人でスッと弾き出す姿に感動!
大きな生徒の演奏には、客席から「すごいね!」というささやきが聞こえてきます。
緊張しながらも、ピアノのいろいろな音色を出したい!と、表現のことをよく考えて弾いています。
ちょっとミスしても、ちゃんと曲の流れに戻ってくるところ…細かい練習がちゃんとできていたんだなあ、と嬉しくなります。
ちょっと難しい曲を選んでしまったかな…と思った生徒も、よく頑張り、グンと成長しました。レッスンでは、ちょっぴり涙もありましたが。
みんなの演奏を聴いていて、私自身もたくさんの元気をもらいました。
コロナ禍で、自分が頑張ってもどうしようもないことをたくさん経験してきた子どもたち。
でも、この発表会では、頑張った分の達成感を味わうことができたと思います。
みんな、お疲れ様でした。
新しい気持ちで、次の曲に取り組んでくださいね!