さわやかな秋空の季節になりましたね。
9月5日に無事にピアノ発表会を終え、しばらくのんびりしていたら、早もう10月になっていました!
この夏は去年よりも人流が増え、コロナ感染者が増加…発表会の開催はもうダメかもしれないと悩みましたが、保護者の皆様のご理解とご協力をいただき、ホールスタッフの皆様のご尽力のおかげで、無事に開催することができました。あらためてこの場を借りて御礼申し上げます。
今年も密を避けるために、2つのグループに分けての発表会でした。
出番が終わった人から帰ってもよいことにしていましたが、小さい生徒さんもグループの最後まで残って聴いていってくれました。
自分の演奏を聴いてもらった分、他の人の演奏も聴いて応援してあげる…その姿勢が私にはとても嬉しかったです。
今年の発表会は、初めて参加する生徒さんが多く、フレッシュな演奏会になりました。
あるお母さまから、「一人で舞台に上がるなんて初めてなので、ちゃんとできるか心配です…」と言われましたが、レッスンやおさらい会で、歩き方やあいさつの練習もたくさんした効果があったのか、本番は堂々としたものでした。
例年どおり、私のこだわりで、ステージに上がる前に演奏者と曲の紹介をひと言。
「こんなに練習頑張りました!」と、本番の演奏だけでなく、お客様にそこまでのプロセスを少しでも知っていただきたいと思っています。
そして、子どもたちには、演奏前に最後のアドバイスを!「こんなイメージで弾こうね。ここを注意しようね。」とひそかにもう一度念押しのメッセージを送ります。
あとは子どもたちの頑張りを見守るだけです。
途中でミスしても、自分なりにとっさに考えて修正して弾き続けているところ…いつも感心します。これも細かい練習の賜物です。
つい数か月前までは強弱なんて付けられなかった子が、しっかり指の力をコントロールして、優しい音で弾いたり元気いっぱい跳びはねるように弾いたり…いろんな表現ができるようになりました。
いつもニコニコな子も、ずいぶん緊張していましたが、演奏が終わるとまた素敵な笑顔に。
発表会は本当に子どもたちを成長させてくれるな…と、いつも感じます。
私にとっても、指導をする上での課題が見つかったり、それぞれの子どものいいところを発見できたり、良い経験をさせてもらっています。
また来年に向けて、お互いに頑張っていきましょう!