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midoripiano211

発表会の曲をがんばっています!

発表会で弾く曲も決まり、今はみんな譜読みをがんばっています。

「〇ちゃんは、前にこの曲が弾きたいって言ってたな」

「この曲は、〇ちゃんに似合いそうだな」

「この曲は〇ちゃんにとって勉強になりそう」

いろいろ考えて、それぞれの生徒さんに曲を選んでいます。

発表会の曲は長い期間をかけて取り組むので、ステップアップするチャンス…どの子にも、今弾いているテキストの曲よりも少し難しい曲を選んでいます。


みんな新しい曲を嬉しそうに持ち帰ったのですが、そろそろ違いが出てきました。

コツコツ少しずつ譜読みをがんばっている子…ごく一部ですが、えらい!

右手は全部譜読みしたけど、左手の譜読みはやる気が出ない子…ヘ音記号の練習をがんばります!

音の高さは分かるけど、リズムが苦手な子…またリズムカードを使ってがんばります!

指遣いがなかなか守れない子…正しい指遣いの大切さを指導していきます!


中でも多いのは、「間違っているんじゃないかな?」と一人で譜読みするのが不安な子です。レッスンで一緒に譜読みをしていますが、家に帰ったら忘れてしまうこともあると思います。間違っていてもいいから、楽譜を読んで弾いてみて欲しいな、と思います。

弾いてみたら、なんだか違うかも…と気づいて自分で治せるかもしれません。

楽譜を目で見て、耳で音を聞いて、考えて、手を動かしてみる。

いろいろな感覚を使って、ピアノを弾いてほしいです。

でも、レッスンの前の日になって慌てて練習しようとすると、どんな曲だったか、どんなアドバイスをされたか忘れてしまいます。

レッスンから帰ったら、お家の人に「今日はこんなことしたよ」と弾いてあげられるといいですね。せめて、レッスンの次の日には練習してくださいね!


でも、まずは一人ですらすら楽譜が読めると、もっと練習のやる気が出ますよね。

楽譜が早く読めるように、ワークシートを使って頑張っています。

今回は、「ドレミファソラシド…」と音を順番に読むのではなく、線の音(線に刺さっている音符)、間の音(線と線の間(かん)にある音符)を読む練習をしています。

「ドミソシレ…」「レファラドミ…」と一つ抜かしで音符を読めると、譜読みが断然早くなります。


Rちゃんはピアノを始めたばかりで、今回は発表会には出ませんが、「ドレミファソ」→「ドミソ」と一つおきに読めるように練習中です。

「あおいそらとしろいくも」は右手にも左手にも「ドミソ」が出てくるので、ト音記号でもヘ音記号でも「ドミソ」が読めるように、がんばっています。




3年生のRちゃんは、「短いおはなし」に取り組んでいます。

「線の音」か「間の音」か注目するようになり、音階を弾く時にも「せん・かん・せん・かん…」と口ずさみながら弾いています。楽譜をよく見るようになったな、と思います。



4年生のYちゃんは、今、ト長調の曲に取り組んでいます。

「ソラシドレ」のポジションにも慣れてきました。

楽譜でも「ソ」中心の譜読みになり、加線の音符を読むことも増えました。そんな場合も「間の音」「線の音」ばかりを読んで譜読みをしていくと、読み間違いも少なくなります。



小さいときは大人に絵本の読み聞かせをしてもらっていた子も、自分で本を読めるようになると、ひとりでどんどん本を読んでいき、世界が広がって行きます。

それと同じで、楽譜が早く読めるようになると、ピアノももっと楽しくなります。

譜読みは、最初は時間がかかっても、頑張っていれば、ある時すーっと読める日が来ます。

しばらくは生みの苦しみですが、一緒にがんばりましょう!


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